最終更新日 2003/12/25
ベネズエラ<その5>
ベネズエラぶらぶら1<サン・フランシスコ・デ・ジャレ>
子供の悪魔もいっぱい踊っている ベネズエラにはナイグアタ、カタ、チュアオ、クジャグア、オクマレ・デ・ラ・コスタ、トゥリアモ、カノアボ、グアカラ、ロス・カネジェス、パタネモ、ティナキジョなど、悪魔の踊りが見られるところがたくさんある。とりわけ有名なのがサン・フランシスコ・デ・ジャレ。サン・フランシスコ・デ・ジャレには、カラカスからサンタ・テレサか、オクマレまでバス(Bs.1400)で行き、そこでジャレ行き(Bs.300)に乗換え。
町中にあふれるいろとりどりの悪魔
悪魔休憩中 悪魔突入! 悪魔が踊るのはコルプスクリスティの日。コルプスクリスティとは、カトリックの七五三のようなもの。なぜそんな日に悪魔が踊るのか、不思議だ。2003年のコルプスクリスティは、6月19日。その前日から、いろとりどりの悪魔たちが赤い服をまとって町にくりだす。マラカスを振りながら、祭壇をしつらえ、ねぎらいの食べ物や飲み物を用意して待つ家々をまわる。ちょうど正月の獅子舞のようなものだ。
ベネズエラはカリブ海に面しているだけあって黒人、あるいはそのメスティソが多い。カトリックの行事と融合してはいるけれど、これはアフリカから奴隷として連れられてきた黒人文化の影響が強い。激しい踊りや太鼓とマラカスで刻むリズムにブードゥー教を連想した。
背中と顔に十字架 マラカスを振りながら激しく踊る 屋内では仮面をたらしたまま
悪魔は一線を越えられない
悪魔は教会に入れない 大悪魔 コルプスクリスティ当日は、すごい人出で身動きがとれないほどだった。町の中心にある教会でミサを行っている間、悪魔は入り口でひしめいていた。昨日、悪魔はその前に張られたロープを越えて祭壇に近づくことができなかったが、今日は教会の中に入ることができないでいる。教会から山車が出ると悪魔はその後ろを踊りながらついていく。善と悪は町をねり歩く。しかし、どう見ても主役は悪の方だ。ここでは、コルプスクリスティとはカトリックの形を借りた、悪魔の祭なのである。