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最終更新日 2006/04/08

 フィリピン<その5>

フィリピンぶらぶら5<ミンダナオ島・ダバオ>

朝5時発の便に乗るため、空港泊。建物内に入れてもらえると思ったら甘かった。敷地には入れてもらえるのだが、空港自体は最終便が出たら閉まるのだ。建物の前にある、いちおう屋根の下にあるベンチで夜を明かした。よりによって夜半に風が出て雨が降り、屋根の下まで降りこんだ。こんなときはフィリピンでもさすがに寒い。何組ものチャドルをかぶった女性とその家族が大きな荷物をかかえて待っている。しかし、この街では夜中の3時に空港までたどりつくほうがよっぽどたいへんそうだ。

 

ユーズドがやたらと目立つ

どの路地にもバスケットゴール

アジアで唯一のキリスト教国フィリピンにおいて、住民の9割がイスラム教徒であるミンダナオ島。2003年3月、ダバオ国際空港でモロ・イスラム解放戦線(MILF)による爆弾テロが起きた。以来、だいたいダバオは「渡航の是非を検討して下さい」。ミンダナオ島の目と鼻の先はもうマレーシア。この島にはいろんなところからいろんなものが持ちこまれている。日本や韓国の古着も、タイ製の妙な日本語のプリントされたTシャツも売られているし、出稼ぎ先から近隣諸国にいたるまでいろんな国の通貨の両替ができる。フィリピン人は基本的にマレー系なのだが、やはりマレーシアに近いだけあってミンダナオの人々が最もマレーっぽい顔つきをしている。

 

 

果物の王様ドリアン おすすめ!ニオイパンノキ

ダバオに降り立つともういきなりドリアンくさい。ミンダナオはフィリピンで唯一ドリアンとマンゴスチンがとれる島。残念ながら大好物の果物の女王マンゴスチンは年2回しかとれないため、ほとんど見かけなかったが、ダバオ、サンボアンガともに王様ドリアンだらけ。1キロ70ペソ。食べごろになるとひびが入る。買うときは、木製の千枚通しを刺してにおいをかがせてくれる。くさければくさいほどおいしいということのようだ。そんなに好きでもないくせに1.8キロの大物をひとりで平らげてしまった。ルソン島にいると目新しい果物はまず見かけないが、フィリピン一の果物の宝庫ダバオでニオイパンノキというけったいなものを発見! ジャックフルーツとドリアンのちょうど間のような果物。ジャックフルーツもドリアンもそれほど好きではないのだが、ニオパンノキはなかなかおいしい。形も大きさもドリアンっぽいがとげとげはなく、手でばりっと割れる。実はジャックフルーツ寄り。どうもミンダナオ原産であるらしい。

 

 

ダバオ周辺には15の山岳民族

モロ・イスラム解放戦線(MILF)やらアブ・サヤフ(ASG)やら、イスラム反政府ゲリラがうようよしているので、ミンダナオ島の山間部とサンボアンガ沖の島々は特に危ない。2001年5月、パラワン島で外国人観光客を含む20人が人質になったときは、サンボアンガ沖にあるバシラン島でアブ・サヤフと政府軍が交戦し、多数の死者が出た。ダバオ周辺には15もの山岳民族がいるのに、あまりに危険なので訪ねることはできない。ダバオ博物館は入場料100ペソと高いわりには展示品が少ないが、少数民族の生活をかいま見ることができる。また、ダバオは戦前にマニラ麻の栽培に従事した日本人が多く住み、ダバオはアジア最大の日本人町であったため、当時の日本人学校の写真なども展示されている。戦時中、ダバオは一時、日本軍の支配下におかれたものの、1945年5月に米軍が上陸、2万5千人以上もの日本人がダバオ近郊で亡くなった。日本は敵国であったため、奥地にはいまだに日本人であるということを隠して暮らしている人もいると聞く。

 

 

 

たこは入っていないが たこ焼き屋

フィリピンには吉野家もあるし、ミスタードーナッツもある。(ただし、こっちのミスドにはスクラッチカードもなければ、オサムグッズのおまけもないのでなんとなく不完全な気がする。日本のミスドは実はおまけが商品でドーナッツがおまけなのかもしれない)ダバオのショッピングモールでたこ焼き発見! 4つで20ペソ。赤いソースはいかにもフィリピンらしく、バナナケチャップが入っているとおぼしき甘い味。スパゲッティのミートソースもこの調子で甘い。朝食につく赤いウィンナーも甘い。フィリピン式たこ焼きは、やはり似て非なるものでたこは入っていない。これはこれでまあおいしい。これを食べ慣れたフィリピン人が日本に出稼ぎに来たら、たこの入っている日本のたこ焼きはその人にはたこ焼きじゃないんだろうな。フィリピンの赤いソースのかかった、たこなしたこ焼きにはココナッツジュースがやたらと合う。

 

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