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最終更新日 2004/08/13

 フィリピン<その2>

フィリピンぶらぶら2<ボラカイ島>

6月から10月までフィリピンは台風銀座なのである。とにかく次々と台風ができては台湾、日本方面に向かっていく。しかも、フィリピンにいる時点ではまだ台風には育ちきっていない低気圧であるため、さほど勢力は強くはないが、そのぶんフィリピン上空にゆっくり長居する。だから1週間も雨が続いて、うんざりする。

マニラから1時間ほどのフライトでパナイ島カティクラン(往きエイジアン・スピリット社P2800+マニラ国内線空港使用税P100、帰りシーエア社P2755+カティクラン空港使用税P10)まで飛び、そこから港までトライシクル(1台P50)、さらに渡し舟(P19.50)でボラカイ島へ。乾季はホワイトビーチ側に船が着くが、雨季は波が高いためシブヤン海側のタンビサーンに着く。タンビサーンから街中まではトライシクル(1台P50)。マニラからパナイ島カリボに飛び、カティクランに行くこともできるが、便数が少ない。セブパシフィック社でカリボまで飛び、そこからバスでカティクランまで行くのが安あがりではある。オフシーズンは早割のプロモーションが出ることもあるので、要チェック。

 

荒れる海 ホワイトビーチもこのありさま

フィリピンで一番美しいと言われるボラカイ島のホワイトビーチは、高波でうちよせられたごみでいっぱい。日本なら間違いなく遊泳禁止なのだが、それでも負けずに泳ぐフィリピン人。しかも、女の子たちは服を着たまま。フィリピンでは女性が水着を着る習慣がなく、地方では水着さえも売っていないらしい。

右も左も韓国人カップルだらけ。韓国人観光客はなんと日本人の10倍。4年前にボラカイ島を舞台にしたドラマが韓国でヒットしたため、以来島は韓国人のハワイと化してしまったらしい。マニラの国内線空港から、すでにハングルで表示が出ているし、やたらとペアルックの男女がいる。値切りたおして言い値の3分の1以下でタクシーに乗りこんだら「韓国人か?」と訊かれた。日本人はすぐだまされるというのがマニラの常識らしいが、狡猾なペルー人に比べればフィリピン人なんざ敵ではない。

 

ヤシの木陰でうたたね

ホワイトビーチ沿いは舞いあがる砂があたると痛いほどの強風。たいして見るものなさそうなシンガポールにわざわざモンスーンの時季に行って、ラッフルズホテルに泊まってうだうだしたいとかねてからねがっている私は、庭にヤシの木があるコテージを選んだ。バルコニーのハンモックに揺られて、日がな一日、BJS(ボラカイ日本語サービス)で借りてきた本を読んでいた。

シーズンには週末の渋谷ほどの混雑ぶりなのだそうだ。ほんの10年前まで電気がなかった島は、この4年で激変してしまったようだ。いかにもリゾートが好きな人はオンシーズンに来ればよいが、電話はもちろん、電気も水道もないようなところを好む秘境者としては、10年前にここに来ておきたかったとなんだかくやしい。ボラカイは、AKR(アンソニー・キー・リゾート)で有名なホンジュラスのロアタン島のように多国籍レストランが立ち並び、インドネシアのバリ島のようにやたらと皮膚病で毛の抜けた野良犬がうろついている。

 

扇風機がまわる魚屋

サリサリストア

もちろんリゾートにも島民がごく普通に暮らしている。ビーチ沿いにあるものはすべては観光客向けだが、流しのトライシクルが走るメインロード沿いは地元民相手の定食屋が立ち並ぶ。ビーチとメインロードを縦につなぐ、Dモールやタリパパもビーチを離れメインロードが近づくにつれ、生活臭が増していく。夜、メインロード沿いを歩いていたら、やたらと人が集まっていた。なにかと思ったら、よってたかって無修正のエロビデオを見ていた。うーん、どこの国の男もあほやのお。

安宿は1泊P50から安飯は1食P30から。P50の激安宿にぜひ泊まってみたかったが残念ながら男性客のみ。フィリピン飯はまずいとずいぶん聞かされていたが、ペルー、ボリビアの同じくらいの値段の安定食よりも、グアテマラの1食160円ほどのアンティグア最安定食よりもはるかにうまい。少しのおかずでごはんがいっぱい食べられるように味が濃い。甘辛い味の煮込みをごはんにぶっかけて食べる。島中に何軒もあるイギリス人経営のばか高いパン屋になんか行かなくても、タリパパにあるフィリピン人のパン屋さんは安くておいしい。貧しい人はまとめて買えないから、1回分の洗剤やシャンプーのパックがのれんのように店先に揺れている。パンやケーキはその下のガラスケースの中。なによりいいのは店のおねえちゃんの笑顔。

 

穏やかなシブヤン海

シブヤン海にあるトゥロブハンというリーフとバット・ケーブの近くのリーフでシュノーケリングした。雨季はホワイトビーチ側が荒れ、シブヤン海側が穏やかだが、乾季はその逆なのだ。ダイビングポイントはホワイトビーチ側に多く、プカシェルビーチやラプラプビーチといったきれいなビーチはシブヤン海側にある。

白浜のボラカイはあまりシュノーケリング向けではないが、それでもボートを出せばリーフがあり、魚がたくさんいる。映画のヒットで一躍有名になったクマノミや白くて長くて黄色い斑点があるウツボにけんかを売られ、蝶の羽のように薄っぺらでひらひら舞うように泳いでいく魚を”潜るんです”片手に追っかけた。海に浮かんでいるととても幸せになれる。時間が経つのを忘れる。いつかエラが生えてきたらいいなあと思う。

 

★ボートツアー

・BJS(ボラカイ日本語サービス)

D-Mall,Boracay Is,Block-B,Balabag,Malay,Aklan
TEL (6336)288-5646/FAX (6336)288-5370/CEL 09183299703
E-MAIL boracaybjs@hotmail.com
HP http://www.yk.rim.or.jp/~t-maeda/rp2/bjs.html

・日本人経営なのにとても良心的な値段。ボートツアー3時間2人で800ペソとビーチ沿いの客引きよりもかなり安く、オフシーズンなのでシュノーケリングセットを無料で貸してもらった。連れていってくれたポイントもなかなかよかった。困ったら迷わずBJSへ。携帯番号は、24時間日本語サポート。Dモール内にある。

 

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