最終更新日 2002/08/02
メキシコ<その3>
メキシコぶらぶら<メキシコ・シティ/オアハカ>
昼のカテドラル
夜のカテドラル
サンミゲル・デ・アジェンデからバスで3時間半、首都メキシコ・シティへ。ケレタロを出てすぐに寝てしまい、目を覚ますといきなり都会の景色だった。VIPS(スペイン系コンビニ。だいたいファミレス併設)やシティバンクが見える。やがて北方面バスターミナルに着いた。
地下鉄はどこまで乗ってもN$1.50。ソカロに近代的なユースホステルが新しくできたそうなので泊まってみることにした。入口に旗が出ていたのですぐにわかった。吹き抜けのビル丸ごと全部がユース。新しいというよりまだ内装工事中で洗濯場やインターネット、テレビは使えない。それどころかお湯も出ない。鍵はカード式のオートロックだが、すぐに磁気がいかれて開かなくなった。会員証ありでドミトリーN$90。カテドラルのすぐ近くで便利だけど高すぎ。
メキシコといえば日本人宿アミーゴ。その近くにアミーゴとよく間違えられるカサ・デ・ロスアミーゴスという宿がある。オアハカで会った日本人旅行者によると、彼女が宿泊中にそのアミーゴもどきがクエーカー教徒の溜まり場であるという理由で爆破されたそうだ。幸い被害を受けたのは玄関だけだったので宿泊客は無事だった。グアテマラでも繁盛している店が同業者に妬まれて爆破されることがある。内戦が長かったので民間も武器を所持しているのだ。
メキシコはどこで何を食べてもおいしい。トルティージャにウチワサボテンのサラダやチーズをのっけたオープンタコスのようなの、牛の舌とか脳みそとか変わった部位のタコス、テキーラなどメキシコ味のアイスクリーム。いたるところにあるジューススタンドで飲むしぼりたてのジュース。スタンドにはうずらや鶏の卵が常温で常備されていて、頼めばミックスしてくれるがこれはかなりの確率で中りそう。メキシコ在住者によるとタコスでも1年に1回は大中りするらしい。
オアハカの民族衣装 メキシコ・シティからバスで6時間半、オアハカ着。オアハカではなぜかやたらと日本人に会った。まわりに遺跡やチアンギス(先住民の露天市)などのみどころが多く、町自体もこじんまりして居心地がよい。特におすすめはサントドミンゴ教会。モンテ・アルバン7号墳墓からの出土品を展示しているオアハカ地方博物館のすぐ隣。スペインで見たどんな教会よりも、というより今までに見たどんな教会よりも素晴らしかった。オアハカにいた4日間、何度も通ったほどだ。
オアハカの民芸品はハリネズミなどの動物をデフォルメしたカラフルな木工細工。特産品はチーズとチョコレート。ベインテ・デ・ノビエンブレ市場で試しに親指の先ほどの大きさのチーズが5つほど入った小袋(N$1)を買った。帯状のチーズを巻きつけて球形にしてある。堅めで弾力があり、日本の”裂けるチーズ”のような食感。大きいものは赤ん坊の頭ほどもある。
アドバストス市場の近くに散髪屋通りがある。その界隈1ブロック、ずっと散髪屋。メキシコはなぜか同業同士でかたまって店を開けている。ジュース屋エリアもあれば、アイスクリーム屋エリアもある。暑かったので髪を切ろうとキャリアの長そうなおばさんの店に入る。洗髪台はない。ヘアカタログを頼むとおばさんは近所の店に借りにいった。スプレーで水をかけて、先の丸い工作ばさみでざくざく切る。切り終わるとおばさんはまた近所でドライヤーを借りてきた。ちょっと生乾きのまま、おしまいでN$15。お釣りも近所で両替してくれた。ちなみにオアハカ近郊のオコトランという村では散髪はN$10。
カテドラル
サントドミンゴ教会
ブラウスN$160と毛ショール2枚N$85
ブラウスの刺繍部分
ミトラはオアハカの2等バスターミナルからバス(N$10)。ミトラの人々はみんな目が切れ長だ。ミトラの地酒はメスカル。滋養強壮にいいそうだ。竜舌蘭につくイモ虫の入ったメスカルもある。メキシコにはこのイモ虫のから揚げ、グサーノス・デ・マゲイというつまみがあるが、これは今となってはお年寄りの食べ物で若い人はあまり食べなくなってしまったらしい。
サーチラは木曜日、オコトランは金曜日に露天市がある。どちらもオアハカの2等バスターミナルからバスが出ている。石灰を売っている人がいたので何に使うのか訊いてみた。中国では豆腐を固めるのに入れるが、ここではトルティージャに入れるのだそうだ。木でできた泡立て器のようなものが売られている。それも訊いてみるとチョコレートをつくるのに使うとのこと。オアハカからのバスは大荷物の乗客でいっぱいだった。みんな、チアンギスに売りに行くのだ。切れ長の目をした見るからにミトラ出身の女の人がショールを売っていたので話しかけると、ミトラからほとんど毎日あちこちの露天市に出店しにはるばるやって来ているそうだ。どうりでどの市も変わりばえがしないわけだ。
ミトラの教会
サボテン越しに商売
ワンピースとブラウスでN$140 綿ショールと人形のおまけでN$40
樹齢2000年以上、トゥーレの木
トゥーレの木は、トゥーレ村にある樹齢2000年以上のアメリカ大陸最大の大木だ。トゥーレ村へはオアハカの2等バスターミナルからバス(N$2)。まあ、それなりにすごい。鳥がたくさん集まっていて、枝の間にいくつも巣が見える。ライオンや魚のように見えるこぶが盛り上がっている。
オアハカからタパチュラ行きは1等車N$293、2等はこれよりN$100ほど安いがおんぼろバスでかなりカーブの多い道を10時間半はかなりつらい。ちょっと前にオアハカ−タパチュラ間は襲われたばかりなので当分は大丈夫とふんで乗った。タパチュラからグアテマラとの国境まで乗合タクシーでN$6。出国税はN$15。両替商は手前よりも奥の方が比較的よいレート。タパチュラは榎本移民の入植地だった。