最終更新日 2002/08/02
グアテマラ<その12>
グアテマラの遺跡
★キリグア遺跡
ピラミッドはほとんど基盤だけ
キリグアの町から分岐点までピックアップバス(1Q)。分岐点から遺跡まで牛の放牧地とデルモンテのバナナ畑にはさまれた未舗装の道を3キロ徒歩。この区間もピックアップバス(1.5Q)があるが1時間に1、2本しかない。
入場料25Q。キリグア遺跡のみどころはステラ(石碑)。保存状態がたいへんよく、はっきり見える。最大のものは11.7メートル。大きな岩の表面全体にびっしり彫刻が施したアルター(祭壇)も面白い。最大のものは4メートル四方ほどある。
石碑正面
マヤ石碑最大のステラE
石碑側面 獣形祭壇
★ティカル遺跡
サンタエレーナから旅行会社運行ピックアップバス(往復30Q)。ジャングルの中にあるのでとにかく蒸し暑い。ティカル遺跡は朝5時から開いているので早朝の便で行き、暑くなる前に引き上げてくるのが賢明。往路は予約しなければならないが復路は7便のうちのどれかに乗ればよい。とにかく暑いのでミネラルウォーターの大瓶は必携。ティカルで朝日を見ようともくろんでいたが早朝5時の便はなかなか予約客が集まらず、結局サンタエレーナを30分遅れで出発、ティカルに着いたのは6時半すぎ。
入場料50Q。ティカルのシンボルであるT号神殿とそれと向かい合っているU号神殿は圧巻。その間にはグラン・プラサがあり、プラサの両脇にはノース・アクロポリスとセントラル・アクロポリスがある。W号神殿から遺跡全体を見回すと、濃い緑の樹海から他の神殿の先頭が突き出していて、雲海に達したバベルの塔のようだ。ピラミッドの上からの景色はまさに神の見る光景である。
X号神殿は修復中でビニールシートがかかっている。工事終了予定は2000年となっていたが果たしてこの調子で年内に終わるのかという感じだ。掲げられた看板によるとこの修復はスペインが協力しているらしい。元宗主国は元植民地にことごとく嫌われながらもそれなりのことはしているようだ。
Y号神殿は他の神殿からかなり離れている。ジャングルの中の長い一本道の果てにある。グアテマラの遺跡は警察官が巡回していることが多い。遺跡の中でも強盗などが出るのだ。ティカル遺跡では特にこのY号神殿が危ないらしい。
石碑博物館にはキリグアほど保存状態がいい石碑はないが、修復前と修復後の写真が並べて展示されているのが面白い。修復前は木がにょきにょき生えているただの丘にしか見えない。壁面も一面が蔦に覆われている。よくここまで修復したものだ。
T号神殿
U号神殿
ノース・アクロポリス
雨神像
W号神殿からティカルを望む
ピラミッドがいっぱい
ティカル遺跡は、遺跡を見るついでにジャングルトレッキングも楽しめる。頭上の枝を猿が渡り、ハチドリがぶんぶん音をたてて飛んでいく。ハナグマがあっちこっちで餌をねだっている。テペスクインテという手乗り猪のような動物があわてて逃げていく。遺跡の天井にはこうもりがぶら下がっていたし、中に何か動物が住みついている遺跡もあった。暗闇の中で、おそらく猫科の動物がこちらを威嚇しているうなり声が聞こえたので恐ろしくて立ち入れなかった。獣の糞尿の匂いがこもっていたのでそこを長らく巣にしているのだろう。
クモザル
ハナグマ
七面鳥
★国立考古学民族学博物館
グアテマラ・シティの83番か、85番の市内バス(1.25Q)。アクセスの難しい遺跡の石碑が多く展示されている。館内はフラッシュ禁止なので、中庭にあるものを撮った。入場料30Q。土日はヒスイ展示室が閉まっている。
★イシムチェ遺跡
チマールテナンゴでテクパン行きのバスに乗換え(3.50Q)。テクパンからピックアップトラックで3キロ、約5分(7.50Q)。入場料なし。はるばるやって来る観光客よりも、弁当持参の家族連れや散歩に来ている地元の若者が目立つ。敷地は広いが、残っているピラミッドは小さく、もう基盤だけになってしまっているものも多い。かつてイシムチェはカクチケル族の首都だった。遺跡内の一角に花が供えられた祭壇のような小山がある。小山の前には松葉が円形にまかれ、その中心には焚火跡がある。そこではいまだにカクチケル族が儀式を行っている。
イシムチェ遺跡 基盤だけが残るところも多い
カクチケル族の祭壇
★サクレウ遺跡
ウエウエテナンゴからバスが出ている。ウエウエテナンゴにはサクレウ遺跡以外にみどころはない。サクレウはマム族の首都だった。
コンクリート修復が味気ないサクレウ遺跡
遺跡というより憩いの場
★テクマントゥン遺跡
トドス・サントス・クチュマタンにある、マム族の遺跡。十字架がなければ見落とすほど小さい。
こんな小山が二つある
内戦犠牲者を悼む十字架が目印