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最終更新日 2002/08/02

エルサルバドルで海の家?!

<2000・7・14掲載>



 6月28日〜7月5日までエルサルバドルに行ってきた。まあ、一言でかたづければ「何もない」。というか、グアテマラから陸続きなので特にがらっと様子が変わるはずもなく、その延長線上にやってきたという感じだった。エルソンテ・サンサルバドル・サンミゲル・チャルチュアパに泊まったが、一番のおすすめはダントツでエルソンテだ。

 さて、そのエルソンテ。当然、『地球の歩き方』には載っていない、太平洋岸の小さな村だ。だが、そこにはなぜか海の家があるのだ。海の家というからにはオーナーは日本人。その近くにはなぜか"ATAMI"という会員制のリゾートまである。グアテマラ在住の日本人で永住ビザや労働ビザを持っていない人は、3ヶ月おきに出国し、国外に72時間とどまった後、再入国することになるのだが、その滞在先としてよく利用されているのがエルソンテの海の家、"エル・オリソンテ"なのだ。

 私たち、グアテマラ・アンティグアで知り合った日本人5人組は、グアテマラ首都、グアテマラ・シティからエルサルバドル首都、サンサルバドル行きのバスに乗った。わずか5時間で到着。そこから、さらにバスに乗ること1時間半、ラ・リベルタという小さな港町に行き、またさらにバスか、ピックアップトラックで30分ほど行ったところがエルソンテだ。最終バスが出た後だったので、私たちはピックアップに乗っていった。運転手は頼みもしないのに、村の入口で私たちを降ろすことなく、海のすぐ近くの"エル・オリソンテ"まで連れていってくれた。

 海の家というからには、ラーメンやらおでんやら海で冷えた体を温める食べ物をやたらと高い値段で出しているああいうのをつい想像しがちだが、ここはエルサルバドル。椰子の木に囲まれたこじゃれたコテージにはプールまでついている。なぜなら、すぐそこに海があっても泳げないから。ここは知る人ぞ知るサーフィンの穴場なのだ。というわけで泳ぐには波が高すぎるのである。

 オーナーのサブローさんは、サーファーなのでよく焼けている。そのうえ、お母さんがエルサルバドル人ということもあって、とても日本人とは思えない風貌だが、彼が話すのはそれは見事な大阪弁である。しかも、河内ネイティブ。このにいちゃんに会えただけでもはるばる来た甲斐があったというもんだ。

 アメリカ人やオーストラリア人のサーファーでいっぱいで、あいにく部屋がなかった。やむなくサロンにハンモックを5つ下げてもらう。これがまたあまりに快適で気持ちいいことこのうえなし。一日中何するわけでもなく、気が向けばしゃべり、暑くなれば泳ぎ、お腹がすけば近くの食堂に行き、喉が乾けばココナッツジュースやらビールやらを買いに行き、気がつけばいつのまにか寝てるような、お気楽ご気楽な3日間をここですごした。

 最後の日、ちょっと高波がおさまったのか、少しだが牡蠣がとれたと近所の子供が持ってきた。天然ものなので小ぶりだがうまい。このために私たちはキッコーマンの醤油を持ってきていたのだ。私はここの庭で獲れたライムをたっぷりしぼって食べた。25個で25コロン。約325円。

 その後は、中米最大のショッピングセンターやら遺跡やらをまわったが、どれもたいしたことはなかった。こんなことなら"エル・オリソンテ"にずっといるんだったと私たちはグアテマラに戻ってからもしみじみ語り合った。今回はサンサルバドルからバスを乗り換えたが、グアテマラからならサンタテクラでラ・リベルタ行きに乗った方が近いと後で知った。サーフィンをする人にもしない人にも、エルサルバドル・エルソンテの"エル・オリソンテ"、おすすめである。

 

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