最終更新日 2002/08/02
ベリーズ<その2>
〜エラが生えるまでつかっていたいカリブ海〜
ベリーズには、オーストラリアのグレートバリアリーフに次ぐ世界第2位、西半球最大の珊瑚礁であるベリーズ・バリアリーフがある。その中には世界遺産ブルーホールがある。ブルーホールは海の中に開いた大きな穴のように見える世界的に有名なダイビング・スポットだ。
キーカーカーに泊まって、毎日リーフへのシュノーケリングツアーに参加したのだが、いちいちボートで沖に出るのがめんどうくさい。ベリーズ・シティで入手したパンフレットやホテルで見かけたポスターによると、リーフの中の小島で宿泊できるところが何ヶ所かあるようだ。しかも、サンペドロやキーカーカーから近いリーフよりもプラセンシアやダンリガに近いリーフに世界遺産に指定されたものが多い。
シュノーケリングツアーでは、コーラルのきれいなポイントやサメやエイのいるポイントを楽しんだ。黄色いうつぼ、ロブスター、エンゼルフィッシュなどがたくさんいた。サメとエイのポイントには、1メートル以上のサメが10匹ほどと1メートル前後のアカエイが10匹以上、常にいる。このホール・チェン海洋保護区へのツアーは半日で20BZドル、一日で40BZドル。
サメ
エイ
キーカーカーの水道は塩水しか出ないので、飲料水にはならない。もちろんシャワーも塩水だが海が汚れていないのであまりべたつかない。ベリーズは治安はよい。キーカーカーも酔っぱらいは多いが治安はよい。と油断して、つい窓を開けっぱなしで寝てしまったら、脱ぎ捨てておいたジーンズのポケットから200BZドル抜かれていた。でも、デジカメやPC、パスポートが無事でよかった。ベリーズには日本大使館がないのだ。パスポートを盗まれたら、メキシコ・シティの日本大使館が管轄になる。200BZドルあれば、ブルーホールで一日シュノーケリングができるのに〜。グアテマラで会ったダイバーからブルーホールはダイビングポイントとしてはすすめるが、ただシュノーケリングするだけなら中の鍾乳洞などが見られないので普通のポイントと変わらないと聞いていた。それでも、ドルフィンスイムできる確率が高いのでどうするか迷っていたのだが、この盗難で結局あきらめた。とほほ…。
イルカ マナティ・ツアーはマナティ見物と小島でのシュノーケリングがセットになっている。マナティのいる、ベリーズ・シティ沖のスワロー・キーまでに、個人所有のキー、キーチャペルの脇を通りすぎた。大邸宅とゴルフコースが見える。もちろんビーチもある。さらに進むとイルカが現れた。三頭いる。野生のイルカは、グレートバリアリーフとジブラルタル海峡でも見たことがある。どうも彼らは船と伴走するのが好きらしいが、その日は気が向かないのか、あまり近づかずにつかず離れずで泳いでいた。
マナティー 水面に突き出しているのが鼻 スワロー・キーに着くとエンジンを止めて、竿で進む。それほど深くない。マナティが食べる水草がたくさん生えている。しばらく息を殺していると、白くてぽよんとしたものがすーっと浮いてきて、鼻だけ突き出して深く息を吸うとまた沈んでいった。それを三回繰り返すとしばらく水面には現れず、水底でじっとしているそうだ。ボートの周りのいたるところで何匹ものマナティが浮かんでは沈んでいった。うつぶせなのでもちろん顔は見えないが、まったり生きているのはよくわかった。今度生まれ変わるなら、クラゲとかマンボウとかこういうのになりたい。
マングローブアイランド
マングローブアイランドという小島でシュノーケリングをした。ちょっと深いところをイトマキエイが二匹飛んでいくのが見えた。離れていたが大きく見えたので体長3〜4メートルはあっただろう。海の中で泳いでいる魚、特にイトマキエイを見ていると、鳥が空を飛ぶように魚は海を飛んでいるのだなといつも思う。『2001年宇宙の旅』の作家アーサー・クラークはダイビングをするためにスリランカに住んでいる。海中で中性浮力をとった状態は宇宙での無重力状態に近いのだ。空は海であり、海は空である。
人口が少ないだけのことはあって、海は本当にきれいだ。海ばかりが先行してあまり知られていないが、実は陸の上も自然の宝庫なのである。ベリーズには自然保護区や国立公園、その他にもアウトドアにおあつらえ向きの場所が多くある。
グアテマラ国境に近い、サンイグナシオからシュナントニッチ遺跡に行った。岸辺でイグアナが日光浴をしているマカル川を渡してもらうと遺跡まで2キロ、ジャングルの中の一本道を歩く。ベリーズ内陸部のこのあたりでは、イグアナはバンブーチキンと呼ばれて食される。マヤ遺跡の多くはジャングルの中にあり、野生鳥獣をよく見かける。シュナントニッチではベリーズの国鳥トゥカンを見た。遠かったのでうまく写真には撮れなかったが、黒い身体に大きくて赤いくちばしを持ち、胸が黄色い。熱帯特有の色彩をした美しい鳥だった。
水浴したり洗濯したりマカル川
中型犬大のイグアナ
遺跡まで2キロ